第5教室:『ナナ』(エミール・ゾラ)『椅子直しの女』学習済み

エミール・ゾラの『ナナ』を読みながらフランス語学習をする日記です.よろしくお願いします.

椅子直しの女(49)(モーパッサン短編集より)


椅子直しの女(49)
LA REMPAILLEUSE


———————————【49】——————————————

Elle  l' aimait  éperdument.   Elle  me  dit: « C' est  le 
seul  homme  que  j' aie  vu  sur  la  terre,  monsieur  le
Médecin;  je  ne  sais  pas   si   les  autres  existaient  
seulement. »  

 

..———————————(訳)——————————————

彼女は狂おしいまでに少年を愛していたのでした.彼女
は私に言ったのです.「ねえ、先生、あのひとこそ、この
世で私が出会ったただひとりの男性なのですよ.少なく
とも私は他の男性が存在するのかどうかさえも、わから
ないぐらいなのです.」
  


———————————〘語句〙——————————————
         
éperdument:(副) 激しく、狂ったようになって、
      必死に、懸命に  
existaient:(半過去3複) < exister (自) 存在する
seulement:ただ~だけ、単に~、少なくとも~
        否定辞とともに「~さえも…ない」